「おいっ、あづ!中国語教えてくれ!カネ払うから」…そのぶっきらぼうな言い方は人にモノを頼む言い方じゃない!とわたしはツッコミたいけど、「いいよ~」と快諾。これは、うちの父の話です。
父が言うには「本当は公民館に習いに行こうと思ったんだ。でもああいうところは“初級”とか言いながらけっこうしゃべれるやつが来るんだろ?お父さんは何にもできないから、恥ずかしくてあんなとこ行ってられない。だからあづに先に教えてもらって、上手くなったら公民館行くよ」…ナニ言ってんの?最初から公民館行ってください!とツッコミたいけど、「それもそうだね~」と同情。ちなみにこれは、うちの父の話です。
…と、変な前置きになりましたが、父に中国語を教えることになったんです。でも、今まで自己流でめちゃくちゃな発音を身に着けてしまった父は、恐るべき舌の硬さ。まず、カタカナが読めない。
私 「ツァイ、だよ。サイじゃないよ!」と言っても、
父 「わかってるよ。チャイだろ!」
私 「カタカナ通りに読んでみて。ツァイだよ」
父 「シャイか?サイでいいだろ?」
もうお話にならない。それから、余計なことを知りたがる。
父 「“あなたはいつ山東へ行きますか”のあとに“決まりましたか”と言いたい。何て言うんだ?」
私 「それは山東に行くことを決めたの?それとも日程が決まったの?それによって言い方違うと思うよ」
父 「どっちでもいいよ。決定したか聞ければいいんだ」
私 「ふつう、そんなこと聞くか~?」
文法用語にも通じていない父。
父 「じゃあ、比較級を教えてくれ。“わたしはコーヒーは好きですが、紅茶はあまり飲みません”を比較級で言ったらどうなる?」
私 「それ、比較級じゃないし…」
父 「じゃあ、“うちの妻は緑茶が好きでよく飲みます”を比較級で」
私 「だからそれ、比較級じゃないし!」
こんな感じで、遅々として進まない。
何度発音を正しても一向に直らないし、とにかく互いのテンポが合わない。勉強どころか、フラストレーションたまってケンカになる。これなら恥をしのんで公民館に行ってくれたほうがよかった。(泣)
この、ハチャメチャな勉強会を見守っているのが父の愛犬、トマト。

助けて~トマトちゃん~!!
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