★2012年8月、およそ6年ぶりに中国上海に帰ってきました!このブログは「AZU」が綴る、上海(サンヘー)滞在記録。ワクワクの上海生活、まるごとお届けします。ほらね、生きてるってこんなに可笑しい★


by azu-sh
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サンへー家族大集合<中国ホームステイ⑩>

 「あづ、明日はいつもより少し早く帰ってこれる?」出がけにサンへーママにそう聞かれた。「うん、大丈夫だけど……(なんで?)」ママは言った、「明日は息子夫婦がうちに来るのよ。会うの初めてでしょう?あづも一緒に食事しましょうよ」……そうか、明日は中国人が名月を観賞しながら一家団欒を楽しむ中秋節。あづがこの家に引っ越してきたのは九月だったから、引っ越してすぐに今年の中秋節が巡ってきたのだった。中国の伝統行事についてはちっとも詳しくないけれど、確か日本の中華街でもこの時期になると一斉に月餅を売り出していたような……。「わかった、早めに帰ってくるね!」ちょっとワクワク。
 サンへーパパとサンへーママの息子は六月に結婚したばかり。若い二人の結婚写真はまるで芸能人のポスターのごとく、両親の寝室の壁にでかでかと貼られている。あづが今住んでいる部屋で育ったというパパとママのひとり息子。写真を見る限りではサンへーパパにそっくりな体型&顔をしているけど……どんな人なんだろう。

 「ただいまぁ」。その日、あづが家に戻るとサンへーパパは食事の準備でてんてこまいだった。サンへーパパの息子夫婦は結婚前に郊外のマンションを買い、今はそこに暮らしている。しかし二人とも職場が市の中心地区にあるから、仕事の帰り道に実家に寄って夕食を取ることが多いという。でも毎日帰宅が遅いあづは、まだ二人に会ったことがなかった。
 続いてサンへーママが帰宅し、いつもより断然豪華な食卓の用意も整った。しばらくすると、サンへー息子が後ろに奥さんを乗せ、バイクでやってきた。ヘルメットを取った彼は、わたしを見て(おやっ)という顔を見せた。「はじめまして!日本からやってきました。先々週からあなたの子供部屋お借りしてます」と言ってあいさつすると、彼ははにかんだように笑った。この笑顔、サンへーママにそっくりだ。「そうか、きみが最近やってきたというステイ客だね。古い家だけど、居心地はいいだろう?この部屋、今はぼくのじゃなくてきみのものだよ。遠慮せず好きに使ってね」。さすがサンへーパパとサンへーママの息子さん。親しみやすい、いい人だ。
 お嫁さんのほうはあづと二つも年が違わないが、背はわたしより頭ひとつ分高い。百七十センチ以上あるらしい。「あたし、だんなより背が高いんだ!」と言って彼女はあづの目の前で背比べを始めた。まっすぐ立ってだんなと背中をぴったり合わせ、「ほらね、よく見て。あたしのほうが高いよね?ね?ね?」……だんなの両親の家でだんなより背が高いことを自慢するなんてなかなかの嫁度胸、と思ったあづは日本人?「そんなことないはずだ、ほらみんなよく見てよ!」サンへー息子もなかなかの負けず嫌いとみた。言われたとおり「よく見た」ら、二人ともかかとが少し浮いていた。
 みんな、わたしが日本人だということを珍しがってくれるので、あづは突然思いついて日本から持参した紺のゆかたを着てみせた。大好評だった。テレビでしか見たことがなかったけど実物は想像以上にきれいだと言ってほめてくれる。
 サンへーママの声がした。「そろそろ食事にしましょうか。まずはビールね。それともシュッペ(上海語でスプライトのこと)にする?」あづはシュッペをいただくことにした。

 今日はあづが中国に上陸して初めての中秋節!サンへー家族の一家団欒がこうして和やかに始まった。
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by azu-sh | 2006-04-13 15:50 | 「あづ」の中国ホームステイ