*中国シットコム「家有儿女」ってどんな家族構成なの?*
パパの
夏東海は妻と共にアメリカ留学に旅立ちますが、数年後離婚。7歳の息子
夏雨を連れて中国に戻り、中国で祖母に預けられていた長女の
夏雪を呼び寄せ、
劉梅と再婚します。劉梅には前夫との間にひとり息子の
劉星がいました。こうして五人のステップファミリーが誕生。いろんな感情や葛藤が渦巻く中、再婚したパパとママは力を合わせて子育てに取り組みます。
夏東海(43) 夏雪と夏雨の実父。児童演劇の脚本や演出を手がけている。
劉梅(38) 劉星の実母で看護師。中国で非常に有名な個性派女優、
宋丹丹が演じている。
夏雪(17) 高校二年生の女の子。8歳の時両親がアメリカに留学、その間中国で祖母に育てられる。
劉星(14) 中学二年生の男の子。口が達者なお調子者。
夏雨(7) 小学生の男の子。年少時はアメリカ育ち。口癖は「My God!!」
*どこで見られるの?*
実はコレ、非常に答えにくい質問…。なぜなら中国のチャンネルは数知れず、あちこちの局で様々な時間帯に同じ番組が放映されており、その番組放送予定を正確に把握することはかなり困難だからです。
「家有儿女」を放送しているのは上海教育台、山西衛視、瀋陽総合頻道、河北農民頻道、吉視公共、黒龍江少儿…などなど。それぞれの局により放送時間も放送予定のエピソードもバラバラです。わたしは山西衛視で午後二時台、三時台に見ることが多いですね。しかし番組表がないゆえに「やみくもにいろんなチャンネルをつけてみてたまたまやってたらラッキー」という感じなので、一概に言えません…。(答えになってなくてごめんなさい)
VCDもネット販売されているので、これを購入すれば日本でも見ることができますね。中国語のヒアリング力がなかなか伸びない、自然なスピードの口語をたくさん聞きたい、という学習者にはもってこいの教材ですよ。ただし標準的な普通話というより北京方言が強いという点はお断わりしておきます。巻き舌(r 化)音が多く、上海など南方に住む日本人には少々聞き慣れないかもしれません。でも簡体字の字幕がついていますし、たとえセリフが聞き取れなくても生き生きとした映像を見て十分楽しめると思いますョ。
*あづのコメント*
初めてこのシットコムを見た時、場面の切り替えや笑いの取り方、教訓の残し方など全体の構成がまさにアメリカン子育てシットコムそのままで(うーん、もしかしてパクリ?)と思わず苦笑いしたものです。けれど「家有儿女」の誕生秘話や《Growing Pains》が中国人家庭に与えた好影響を知り、生まれるべくして生まれた中国シットコムなのだなぁ…とにわかに注目するようになりました。今ではおすすめ中国語番組のナンバーワンです。なんとシットコムの本場アメリカでも放送されるようになった「家有儿女」、さてさて、現地での評判はいかがなものでしょうか。
個性豊かな登場人物の中で、あづのお気に入りは
「劉星」クン(↑写真左)。けっこう好きなタイプの男の子ですね(笑)。根っからのお調子者で、動機はいいんだけど結局ドジを踏んでしまうパターン、かなり共感。損な役回りが多く、問題発言も多し。しかしいい味出してます、彼。あづにもこんな弟がいたらいいなぁ。ちなみに中国では結婚・再婚しても姓は変わりませんから、「夏」さんの実子は「夏」姓、「劉」さんの実子は「劉」姓を名乗っています。
このドラマでもう一つの見どころはポップでカラフルなインテリア。なんと最近スウェーデンから日本上陸を果たした
IKEAのアイテムがふんだんに使われているのです。上海の日本人家庭には少なからず「IKEA商品」が鎮座していますから、親子でこの番組を見ながら「あっ、これうちにもあるよね!」という声が上がること間違いなし(笑)。ちなみにあづは食器たてがおそろいでした。(写真奥に写っていますよ↑わかるかな?)他にも子供部屋に貼ってあるスラムダンクのポスター、お姉ちゃんの部屋に置かれた変な顔のトトロ人形など…中国における日本アニメの人気のほどを感じさせてくれます。
このような中国製シットコムが日本で放送されたら、中国語学習者にとってこれまでになかった最高のヒアリング教材になるはず!万国共通の子育てハプニングが視聴者の共感を呼び、「反日」「嫌中」の黒雲なんか一気に吹き飛ばせそうなのに…。中国人家庭にしてはアメリカンナイズし過ぎな描写がちょっと気になりますが、中国ならではの生活習慣や価値観、子供を取り巻く環境もよく反映されています。中国でテレビを見る機会があれば、ぜひチェックしてみてくださいね。愛情あふれる中国のホームドラマを見てほのぼのとしたひと時を過ごしてみませんか。