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上海っ子AZUが早朝に見る夢の跡。


by azu-sh
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ファントムガール by坂本美雨_b0074017_13461348.jpg

 わたしの尊敬するミュージシャンが矢野顕子さんだということは先日ブログでもお話しましたが…、もう一人、語らずにいられない大好きな歌い手がいます。矢野顕子さんの実娘、坂本美雨(みう)ちゃんです!高校生の頃から矢野さん情報に目ざとかったわたしは、彼女の娘さんが1980年生まれの「美雨」という名前で、ニューヨークのハイスクールの学生さんだということは知っていました。だから美雨ちゃんが歌手として活動を始めた頃から注目はしていたのですが、(両親が有名な音楽家なんだから簡単にデビューできて当然だよね…)とつい本人の才能より環境の良さに目が行ってしまい…。歌だって矢野さんを越えられるわけがない、と思っていました。
 でも彼女の最初のオリジナルアルバム「DAWN PINK」を買って聴いた時、矢野さんとはまた違った世界観を持った個性派歌手だと感じ、そしてその透き通るような歌声がすばらしかったので、美雨ちゃんのファンになりました。わたしは音楽は大好きだけど、楽譜は読めないし楽器は弾けないし、歌はまるで音痴。だからわたしにとって「いい音楽」とは、技術とか知識とかの専門分野ではなく、ド素人が聴いても「心地よく」「魅せられる」もの。そして日本語楽曲の場合、歌詞の美しさも欠かせません。美雨ちゃんはまだ彼女が十代だった頃から「ことば」の使い方に秀でていました。わたしの大好きな「apuascape」も彼女が作詞を手がけた曲ですが、まっすぐで無垢な一言一言の中に地球を覆う神さまの大きな愛を想像させる、優しくも壮大な詞で、わたしは聴いていて思わず涙が出ました。
 美雨ちゃんは、歌が好きで(文句のつけようがない天性の歌い手)、旅が好きで(旅行ドキュメンタリーなどにも出演)、可愛いアクセサリーが好きで(「aquadrops」というジュエリーブランドを持っている)、絵本が好きで(英語のバイリンガルだから絵本の翻訳を手がけている)…あづの好きなコト、全部モノにして現実の仕事にしてるんだよなぁ。(しかも女優さんとは違う、すぐそばにいそうな美人だからなおステキ…)同世代でこんなに才能にあふれた女の子がいるって、日本の財産だよね?わたしには美雨ちゃんのような才能こそないけれど、でも似たような感性は持っていたいと思う。そう思わせるような、「あこがれ」というより「親しみ」を感じる、おススメのミュージシャンが坂本美雨ちゃんです。
ファントムガール by坂本美雨_b0074017_13114134.jpg

 美雨ちゃんが今年リリースしたのが、彼女の音域とヴィジュアルセンスを存分に生かした「Phantom Girl(ファントムガール)」です。これが、あづの今のエンドレスリピート曲。映像もすごく可愛い!美雨ちゃんの服も髪も、ファルコンも!青字をクリックして(↓)、ぜひ聴いてみて!
 坂本美雨 Phantom Girl’s First Love

 ちなみにわたしがなぜエキサイトブログを始めたかというと、それは(どのサイトでブログやろっかなー)と迷っていた時、美雨ちゃんがエキサイトでブログをやっていたから…なんですねー。(エキサイトなら中国語が使えるってことは後から知りました…lucky♪笑)美雨ちゃん、今はアメブロでブログされていますけど。
 坂本美雨 オフィシャルブログ 
 わたしのイメージで美雨ちゃんを一言で表したら「aqua 」(アクア)、水です。
 これからも創造性あふれる作品を期待しています。
        ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★
 
 ここからは自分の宣伝♪ 日中二ヶ国語ブログを始めました。遊びに来てね!
 こちらからもどうぞ→ AZUのサンへーブログⅡ
# by azu-sh | 2010-12-05 13:48 | 「あづ」の一筆コラム
引っ越しとブログ新設のお知らせ_b0074017_11175216.jpg

 2010年もあっという間に師走ですね~★今月は二回目の結婚記念日があって、結婚して最初の引っ越しをする予定で、大好きなチェブラーシカのロードショーがあり、そしてケーキ屋さんにとって一年で一番忙しい日にわたしは一つ歳をとり…最初から最後まで気を抜けない、忙しい毎日になりそうなんです。
 引っ越しは急に決まりました。今住んでいる家は、“車を持たずに生活する”という結婚当初の計画に沿って交通の便も良くスーパーも近い地区に絞って決めました。でもその後、中古車を買って行動範囲が広がったのと、今の家が築30ウン年であちこち不満が出てきたため、引っ越しを考え始めました。一番嫌だったのが、去年の地震で家中に亀裂が入ったことで…(涙)それ以来、もっと新しくて安全な家に住みたいと願い続けてきました。先週だんながネットでふと見つけた物件が、なんと新築の二階建てメゾネットで家賃は今とほぼ同じ。(ここはいいかもしれない!)思い立ってすぐ、二人で見学に行きました♪
 即決でしたね。台所とお風呂がハイテクで、階段がステキで、何よりトイレがウォシュレットなのがうれしい^^というわけで、あづは引っ越ししまーす!早速、次の家はどんなインテリアにしようか迷い中です。

 もう一つ、これは正式には引っ越しではなく、新規開設のお知らせ。
                     ↓ 青字をクリックすると新ブログに行けるよ♪
 中国で一番人気の新浪というサイトで「AZUのサンへーブログⅡ」がスタートしました!こちらは主に中国にいる友人たちに向けて開いたブログで、日中二ヶ国語で書く予定です。エキサイトブログが中国からなかなかアクセスできないため、中国にいながらでも簡単に閲覧できるブログを作りたかったんです。(日本語のフォントがやっぱりいまいちですけど…一応読むことは可能なのでお許しを…笑)内容はあまりこちらとリンクしないと思いますが、気が向いたら“サンへーブログ中国版”(別名:AZU的老上海博客)にも遊びに来てくださいね!

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追記:新浪に登録しないとコメントが書けないみたいです。まだ使い勝手がよくわかりませんが…。中国語のブログでログインできなかった場合、コメントはこちらのブログに残していただければうれしいです。よろしくお願いします^^
# by azu-sh | 2010-12-02 11:24 | 「あづ」の一筆コラム
  じゃーん、あづは小学生以来、人生で再び眼鏡をかけることになりました。
 うちのリラックマにかけてみたら…あら?ちょっと頭良さそうじゃない?(笑)
眼鏡をかけたリラックマ?!  _b0074017_12323736.jpg

 何しろ急に視力が…、、、
★ 右 1.5 → 0.5の「近視」
★ 左 0.3 → 0.05の「遠視」
にまで落ちたんですもん(涙)先日、友達の結婚式で和歌山に行った時、夜の高速を運転していて心臓が飛び出しそうなくらいバクバクしました。何せ、「中央分離帯がどこにあるか見えない!!」「前の車のテールランプを追っていかないとまっすぐ走れない!!」…もし、こんなドライバーが事故を起こしたら、こっちの責任。旅行から帰って数日後、「いよいよ眼鏡を作ろう」と決心して眼鏡屋さんに行ったのでした。

 「あの…今まで裸眼だったんですか?視力、すごく悪いですよ。眼鏡を作る前に眼科に行かれたほうが良いのでは…」と店員さんに言われましたが、「とりあえず、今すぐに困っているので眼鏡作ってもらえますか」と押し切って遠近両用、ならぬ「右・近視用、左・遠視用」の分厚い眼鏡を作ってもらいました。

 わたしは小学校時代、眼鏡が原因でとてもみじめな思いをしたので、眼鏡が大嫌いでした。でも最近の眼鏡ってデザインも性能も多種多様で進んでいるんですね。今回作った眼鏡は実用性だけでなくファッションアイテムとしても使えて、とっても気に入りました。職場でも「似合うよ」「すごくかわいい!」と大評判。ミャンマー人の同僚からは「眼鏡を取ると、物足りない顔ですね」と…ほめてんのか、けなしてんのかわからないコメントをいただきました。(笑)

 もう夜の高速も怖くないよ!!(リラックマ、運転中)
眼鏡をかけたリラックマ?!  _b0074017_12553316.jpg

# by azu-sh | 2010-11-28 12:56 | 「あづ」の一筆コラム
 「あなたは自分の病気についてよく調べるほうですか?じゃあ、インターネットで氾濫している情報ではなく、ぜひこの本を読んでみてください。ここに書名と著者名を書いておきます。」
と、主治医の先生が言ったので早速取り寄せてみたのが、「精神科医からのメッセージ うつ病新時代 双極Ⅱ型障害という病」(内海健著 勉誠出版)という本でした。
 内容は非常に専門的で、書評にもあったように「これは“精神科医からのメッセージ”というよりは“精神科医へのメッセージ”ではないのか」と思ったほど。専門家ならともかく、一介の患者に過ぎないわたしには理解できない部分が多く、興味深いけれども熟読できるほどではありませんでした。でも考えさせられた点や心当たりのある点には付箋を貼りながら読みました。

 「高い活動性や心気妄想的なエピソード」を持つ男性。抑うつのさなかに退職を決断し、そればかりでなく、転職まで図っている。普通なら、現状に不満を抱きつつも仕事を替えるまでのエネルギーがない健康人がほとんどなのに、うつ状態にあって病院に通っている人が転職・再就職を決めてしまう。こういう例は枚挙にいとまがないようで、例えば本に書かれていたのが、あるうつ病患者さんが「“気晴らしに”山登りに出かけた」と言った、話を聞いてみるとなんと3000メートル級の冬山だったとか。わたしがどきっとしたのは、「双極Ⅱ型の患者が抑うつで療養中にアジア諸国への海外旅行の計画を立てるくらいは茶飯事」と書いてあって、(ああ~、むっちゃ心当たりがある~)と思ったのでした。わたしはひどい抑うつになってから四ヶ月後、(まだ強い薬を飲んでいて抑うつ状態が続いていたにも関わらず)、手作りの履歴書を持ってある起業家を訪ね、「雇ってください」と言った覚えが…。しかもその二ヵ月後には北京に行き、一旦帰国して翌週には上海に飛び、仕事と家を決めて翌月海を越えて引っ越してしまった。
 当時のわたしに「双極性うつ」という診断が下っていれば、あるいは当時からそのための薬が処方されていたり、自分自身にそういう知識があったなら、その後の対応も生き方も変わったかもしれない。今まで国内・海外で少なくとも9人ほどの医師に診てもらったけれど、今年四月の初診でわたしが「双極性うつ」だと断定した主治医の先生はなんて鋭いんだろう、と驚いてしまう。

 うつ病の人は「対他配慮」に富む、とよく言われるが、双極性の人にも他者配慮性が見られる、と本に書いてあった。本をそのまま引用すると、つまり…「大づかみに言うと、他者配慮性は、次の二つのフレーズに集約されることが多い。それは“いい子でいようとした”と“期待に応えようとがんばってきた”である。あるいは“親の顔色をいつもうかがっていた”と表現されるかもしれない。そして程なく、甘えることをどこかで断念し、甘えさせることで代償してきたことに気づかれる。」
 これも心当たりがあって、字を追う目が止まった。わたしは三歳から母一人子一人の片親家庭で育ち、いつも特別いい子でいよう、一番出来のいい子になろう、としていた。その動機は、治療を始めたばかりの頃に言葉にしたことがある。「“わたしは夫もいなくてお金もなかったけど、子育てには成功しました”と母に自信を持ってもらいたかった」からである。母には甘えられなかったから、甘えることを断念してきた。保育園でも学校でも職場でも、好き嫌いを言わず誰とでも仲良くし、嫌われている人や内気な人には自分から近づいて優しく接し、平和で親切な空気を作るタイプだった。それ自体は悪いことではない。でも、その代償を払ってきたことに気づくまでこんなにかかってしまった…。

 まだこの本は読み途中ですが、英語や専門用語、略語や図表が多く、なかなか読み込めません。この本のすべてが自分に当てはまるわけではないし、自己憐憫の材料にもしたくないと思っています。でも今後の治療に役立つ情報が得られたことは収穫です。
「うつ病新時代」を読んで_b0074017_1750188.jpg

# by azu-sh | 2010-11-17 17:51 | 「あづ」の「うつ」
 もう何年も前の話になりますが、このブログ、そもそも…が、エンジェルちゃんなんです。わたしに上海家族ができたのも、サンへーブログを始めたのも、そもそもエンジェル(Angel=中国語では安琪儿)がきっかけなんです。
 これがそのエンジェル、安琪ちゃん。生後六ヶ月頃。
わたしの上海(サンへー)家族たち_b0074017_1283237.jpg

 あの広くて大きな上海という宇宙で、言葉の違う家族と一緒に暮らすことになったあづ。不動産屋さんの紹介で出会った、質素で素朴で控えめで愛情だけはたっぷりのサンへーパパとサンへーママ。それに息子さんとお嫁さんのジエジエ、その夫婦に生まれた天使が「安琪(アンチー)」ちゃん。
 中国で外国人がホームステイできるというのは比較的珍しい経験らしい。それも十ヶ月という長期に渡ってわたしを受け入れてくれたサンへー家族とは、思い出がありすぎて切ない。
 
 「秋」 中秋の名月の日に家族全員で中国の伝統的な食卓を囲んだ。上海語で鴨子(あひる)のことを「あづ」と言う。サンへーパパは「そうか、そうか、あづって変な名前だと思ってたけど、あひるっていう意味だったのか」と納得。…だから違うって!
 「冬」 わたしは40度の高熱を五日間出し、サンへーママに連れられて地元の病院に行った。上海語しか通じないような病院で、サンへーママは「この子は親戚の子よ、今のどが腫れてしゃべれないだけなの!」と言ってくれた。…うれしいウソでした!
 「春」 妊娠中に転んで入院になったジエジエに会いに、家族みんなで産婦人科病棟に行った。日本人のわたしを見て妊婦さんたちが口々に「サヨナラ~」と挨拶してくる。ジエジエが得意げにわたしのことを妹だと紹介する。わたしにとってもジエジエは最高の姉だよ。
 「夏」 安琪が生まれて部屋が必要になったのでわたしが引っ越す日になった。サンへーパパ、一言だけ言わせて。敷金はチャラかい?(笑)あの家を出る時、わたしがどれほど悲しかったか、知ってる?新しいアパートに引っ越してから、わたしはブログを始めたの。サンへー家族との思い出を残すために。

 この間の日曜日、久しぶりに上海の「実家」に電話をかけた。第一声目は、
ジエジエ 「もしもし~?きゃ~あづ、赤ちゃんできたの??」
 次にサンへーママにも受話器が渡る。
サンへーママ 「もしもし、あづ?子供は生まれた?」
 どうして中国人の頭にはそれしかないのだ?
 うれしかったのは初めて安琪が電話に出てくれたことだった。
安琪 「あたしは小安琪(シャオアンチー)だよ、まいにちドラえもんみてるよ。らいねん、しょうがっこういちねんせいになるよ。上海にきたらあたしのおうちにあそびにきてね」
わたしの上海(サンへー)家族たち_b0074017_272976.jpg

 なんだかとってもうれしくて、みんなの声を聴いてると泣きたくなるよ。いつまでも忘れない。あづの上海の父、母、兄、姉、そしてすっかりおしゃべりも上手になった賢い姪っ子、エンジェル。この家族に出会えて本当によかった。今は海を隔てているけれど、いつもみんなのことを想っているよ…。
# by azu-sh | 2010-11-10 02:24 | 「あづ」の中国ホームステイ